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待ち望む
「いた!! トラ君ちょっと!」

「陛下!? どないかされましたか そんなに急がはって…もしかして精鋭の事ですか…?」
 
「それよ! ねえ、アナマリアはいないの?」

「アナマリアさんは…夜もずっと起きてはったので、お粥だけとってもろて今奥で休んでもろてます… 僕でよかったら、伝えますが…」

「そう… じゃあ起きてからでいい。とりあえずの速報よ。オルフェは意識不明で発見されたわ。でも目立った大きな外傷はなくて、命に別状はないって。」

「…! それはよかった… アナマリアさんも安心しはると思います。でもまさかオルフェさんが意識不明って…それに、ビショップは?」

「…余程手ごわいみたいね。 場合によっては第二精鋭を組む。とりあえずは今いってる皆次第よ。 …デュカは居ないわ。メイプルって名乗る女性が連れ去ったみたい。来てたルクスって子も一緒に。」

「…そのルクスっていう子も連れ去られたんですか…?」

「わかんないけど怪しいわ。言っていることはあちこちでばらばらだし。気付かなかったのが不思議なくらい。…何かからくりがあるとは思うけど。とりあえずまだはっきりしてないわ。 オルフェが知ってるみたいだから、気付いたらまた連絡が来る。そしたら伝えるから、トラ君ちょっと気をつけておいて。アナマリアにも伝えてね。」

「わかりました。 僕もすぐに動けるようにしておきます。」

「何かあったら連絡すること。よろしくね。私は執務室に戻るわ。」

「はい!了解です。」




**********



「トライアンフ君…」

「アナマリアさん!大丈夫ですか?無理したらあきませんよ?」

「大丈夫よ、ありがとう。もう十分休んだわ。」

「そうですか… あ、さっき陛下がいらしてました。伝言を。」

「…精鋭からの…?」

「そうです。 …オルフェさん、意識不明ですが特に大きな外傷はなくて無事だそうです。」

「……あの…人が…。 …無事なのね…よかった…。」

「ただ、ビショップは行方不明だそうです…」

「…やっぱり、ルクスさんが…?」

「ちょっとまだそこまではわからへんみたいで…なんや、メイプルっていう女性が連れ去ったみたいなんですけど… アナマリアさん、聞き覚えありませんか…?」

「メイプル…? …ごめんなさい、覚えはないわ。珍しい名前ではないとは思うけど…」

「ですよねぇ… なんや僕、聞き覚えあるなあ思って。昔なんか聞いたような…セイルーンとちゃうんかな…。まあ、思い出したらでええですわ。 あと、状況によって第二精鋭を組まれるそうです。万が一ありますし、ちょっと準備もしといた方がええかもしれません。」

「第二精鋭… わかったわ。ありがとう、トライアンフ君。」

「いえいえそんな、僕はアナマリアさんのお役にたてるだけで幸せですんで!! …そんで、精鋭ですけど… あんまり人数も増やせんでしょうから、万が一なら僕がいきます。」

「でも、トライアンフ君…ヒポグリフは大丈夫なの?」

「ヒポグリフは僕あかんのですけどね…ニナさんが簡易魔方陣持っていってくれてはるんです。せやから、行くのはすぐですわ。」

「…そうね。もう一度リストアップするときに、考えてみるわ。」

「…もちろん、いかへんでもアナマリアさんの傍でお手伝いさしてもらいますからね。何でも頼って下さい。一応僕、陛下からのご連絡に気をつけてますんで。 …あ、あと…」

「…?」

「コレどうぞ。…ガキ…アレクからですわ。サンドイッチ。 アナマリアさんがあんまり食べてはれへん言うたら、作ってくれましたよ。」

「アレックスさんが… そうね、私もちゃんと食べなきゃね。 …二人とも…ありがとう。」





  
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