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僕らの結婚事情
「おはようございますゥー…あ、ニナさん今日は早いですね。」

「おはよう今日も朝っぱらからキモいわね。私が早いんじゃなくて、あんたがいつもよりちょっと遅いのよ。昨日遅かったんじゃないの?」
 
「あー まあそうですねぇ…お姫さん送っていったんで、ちょい遅なりましたけど…さすがに親御さんに挨拶させていただいて、僕も緊張して疲れてもうたんやとおもいますわ」

「へえ…あんたも緊張すんのねいっちょまえに…キモッ。ていうかあんまり遅くまでリデ子ちゃんを連れ回し…いや、いいわ。あんたに言うことでもないわね。」

「わかってますよ!嫁入り前の娘さんやねんから、ちゃんと夜10時までには送り届けてますよ!いや、僕としては9時がええんですけど間をとったというか…大体そんな…もう少しで僕の人づm…奥さんになるんやし、そのへんはやっぱりきちんとしたらなあかんなあて、ちゃーんとおもてますゥ。お姫さん自身のためやし、やっぱり嫁入り前はきっちりと守ることは守らなあきませんからね。お姫さんはもっと一緒におりたいいうし、いや一緒におりたいのは僕かてそれはそうなんですけど、でもやっぱり嫁入り前っていう、人妻になる前の貴重で神聖な時間…」

「わかった!!わかったからそのへんでやめてちょーだいキモい!アンタがそう言うことくらいわかってるから、途中で言うのやめたのよ察しなさいよ!!」

「さすがニナさん、僕の考えてること…隅々までちゃんと理解してくれてはるんですね…」

「言い方がキモいのよ朝っぱらからあああああ!!!あーもういいから黙って席につきなさいよ髪むしるわよ!!頬そめんじゃないわよ!!」

「むしらんといて下さい!! いや、でもね ニナさん。」

「何よ急にまじめな顔してキモいわね…」

「いや、そんな引かんといてくださいよ… ニナさんが応援して下さって…うれしいんですよ。これはほんま、心からおもてるんです。」

「…ま、なんだかんだ言ってあんたとももう7年の付き合いだしね。30でようやく結婚するってんだし、そりゃああたしだって祝福するわよ。7年前にメソメソしてたあんたも成長したじゃない。キモいけど。」

「ニナさん… そんな… そんなお母さんみたいなこといわれたら、たとえニナさんでも…… …キュンキュンするかおもたけど、やっぱニナさんやと決定打にかけるんですよねえ…なんやろう、ほんま家族っていうかなんていうか…ときめきの無い対象っていうか」

「何あんたまるはげにして欲しいの?」

「すんません朝っぱらから言い過ぎました!!」

「全くよキモい!!!いずれハゲるけど今ハゲたくないなら黙って席つきなさいよ」

「………」

「…。」

「………」

「あああああああもう、目線がうっとうしい!!!解ったわよ喋っていいからこっち見んじゃないわよ!」

「そんな照れんといて下さいよォー。…いや、すんません、ちょ、待っ あたたたたた!!!痛い痛い抜け 抜けますゥゥゥゥゥ!!!!」

「わかりゃいいのよ。 さっさと仕事しなさい。ほら、これ今日の分。再来月の大型バザーの主催ウチになったから、その分の資料に目ェ通しときなさい。それと、これはお城の方に提出する書類。記入箇所落とさないように。あとこれは、今度あんたが一日講師するスクールからの書類。結界維持のシステムと実地演習で要請されてるから、きちんと資料揃えときなさいよ。来週頭には私が目ェ通すからね。」

「いたたた… うう、わかりました… …って、今日ちょっと少なないですか?」

「そうよ。終わったらさっさと帰んなさいよ。あんた、結婚式すぐ挙げるんでしょ?落ち着くまでは老師様も手伝って下さるし、あたしだって少しくらい負担してやるわよ。18にして30の変態に嫁ぐリデ子ちゃんのためにも、しっかり結婚式の事考えてあげなさいよね。」

「ニナさん…!!!」

「言いたい事は大体解るから言わなくていいわよキモい!!泣くんじゃないわよいちいち!!!手ェにぎんなアアアア!!!」

「せやかて、そこまで考えてくれてはるなんて… さっきはキュンキュンせえへんとか言うてすんませんでしたアアアア!!」

「ああああもうウザい!! 頭皮全裸にするわよ!!!!」

「いや、それは心底勘弁して下さい…。でも、ほんまありがとうございます。」

「いいわよ…とりあえずさっさと仕事してさっさと帰ってくれた方が、あたしも結婚式のスピーチ考えやすいし。」

「僕を見ながらの方g…いや、冗談です、髪抜くスタンバイせんといて下さい。 ああそや、スピーチは昨日お姫さんが言うてた通り、10分くらいでお願いしてええですか?」

「任せなさい。10分でちゃーんと皆を笑わせて感動させてやるわ。田舎にいた時も結構まかされてたりしてたし、得意よ。そこんとこは任せときなさいよね。」

「たしかに、ニナさんそういうの得意そうですもんねェ。 僕、ニナさんの結婚式の時にはスピーチしますからね!!」

「…はァ?」

「ああいや、無理にとは言いませんけどね。地元に友達もおらはるやろうし。でもなんつうか、職場代表みたいな…やっぱりニナさんは、僕にとって大切な人ですもん…僕、泣きませんから!!ちゃんと相手の男かてニナさんに相応しいんか見とかなあかんし、スピーチまでいわんでも結婚式は呼んで下さいよ!?」

「……」

「まあ、ほんまは僕より先に結婚してもらいたかったんですけどね。年上やし、いくらニナさんでも人妻やったらやっぱりこう、何とは言われへんのですけど、違う思いますし…いや変な意味ちゃいますよ。」

「……」

「というか、そういう話無いんですか?しょっちゅうチロル族の集会の通知きてますけど、あんま帰らはれへんし…長女やったらご両親に急かされたりしてはるんちゃいますゥ?…まあニナさんは嫁行くより、婿とりそうな感じですけど…。いやどっちにしてもニナさんが選んだ男やったら僕は…」

「…あんたさっきから何言ってんの?












あたし結婚してるんだけど。」












「…はい?」

「何よあんた知らなかったの?」

「…そ…………




そんなん僕ッ…認めませんからね――ッ!!!!

「はああ!?ちょ まちなさい!どこ行くのよあんた!!仕事はどうす… 涙零しすぎよキモい!!!!」




| 創作覚書 | 19:05 | comments(0) |
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