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藤の追憶
 
最初から、そこにいた。
目を開けたらいつもそこにいて、目を閉じてもずっとそこにいた。
時々、頬をつついた。お前はつつき返した。

ただ白くて狭い場所で、お互いが世界のすべてだった。

突然、お前はいなくなった。
世界が消えた。

 
| 創作覚書 | 00:29 | comments(0) |
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