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とらあれ
助ける。

「お前、行くんだろ?つれてけよ!」

「なんや、唐突に。なんでこんなとこ、うろついとんねん。」

「おちついてられる訳ねーだろ。」

「ゆーても自分、リオンさんに止められたやろ、どうせ。」

「…なんでわかんだよ。」

「足手まといになるからや。」

「っせーなっ!お前に言われるとすげえハラたつ。」

「ほんまのことやで。…国家をまきこむ事件になるかもしれんのに、傭兵でもない一般市民をつれてけるかっちゅうねん。大体お前が行ってどないすんのや。」

「俺にもできることあるかもしんねえだろ?!っつーか、やる。あいつが危ない目にあってんだぞ!!お前も知ってんだろ、デュカが片腕無くしたとかそんな話。大人しく待ってられっかよ!」

「そない言うても、僕は精鋭からはずれたんやで。残念やけどもう第二精鋭は出発する。多分現場近くの教会へ、魔方陣つこて転移するやろな。」

「それどこだよ。」

「ここに簡易魔方陣がある。」

「はぁ?」

「片方は現場のニナさんが持ってるんや。」

「…かせよ。」

「かしてどないする気や?」

「とりあえずデュカの近くまでいく!なんとかするっつってんだ。」

「つまりノープランやないか。…まあ、貸さんとはいうてへん。」

「じゃあ貸せよ!」

「貸さんとは言うてへんけど、これお前が使うたらニナさんが困るんや。万が一に僕が行く用のやつやし、簡易やから一回つこたら終わりやし。」

「お前はどうしたいんだよ!」

「せやな、まあ平たく言うたら」


ゴッッ


「ッッてぇ!!何すんだ!!」

「…足手まといや。本気で戦ったかて、お前は僕にも勝たれへんやろ。」

「…。」

「せやけど、僕はお前を連れてかなあかん。なんでかわかるか。」

「…。」

「お前はビショップの中を一番占めとるからや。ええか、お前が覚悟してるかわからへんけど、僕はお前を連れて行く。いうとくけど、これは僕の独断での行動や。アナマリアさんおいていくのは嫌やけど、僕がせなあかんのはビショップとお前を会わせることや。あとは、お前のガードやな。連れていくからには僕が守ったる」

「…チッ。いちいちキモイな、お前」

「殴られて冷静になったやないか。」

「るせー!」

 
| 創作覚書 | 23:38 | comments(0) |
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